天 津

2000年12月、2003年6月

2000年12月10日、こんにちは!お父さんです。元気だかね!

誕生日お祝いメールの返事が遅れて申し訳ない。今週は多忙でした。

実は、誕生日の7日は天津へ出張していました。お客さんは「天津愛信」です。
「愛信」とは自動車部品メーカで、中国とアイシン精機との合弁企業です。

天津は地図で見ると渤海海峡をはさんでほぼ真西にあります。
海上の直線距離は約300KMですが、汽車で行くと大変です。
北京へ回って、そこから東に戻らなければなりません。
飛行機もあるが旅の面白さに欠けるので、今回は夜行寝台特急で行きました。
6日、20時54分大連発北京行きです。朝7時頃着きます。
そこからまた、汽車で約1時間半ほど戻ると天津です。

通訳を兼ねて、設計者の「艾U」を連れて行きました。
乗り継ぎの都合で北京や天津で少し観光もしました。
私の誕生日は仕事の終った7日、ひなびた中華料理店で営業の曹さんと艾さんが祝ってくれました。
異国の地でこのような配慮を受けると感激してしまいます。
それでなくても最近は涙もろいのです。 その様子をリポートします。(約400KB)

   

北京から汽車で約1時間で天津です。
天津駐在員と待ち合わせの時刻を打合せした後、朝食です。

   
朝食は有名な肉まん専門店「狗不理」にしました。
   

まず、ホテルのチェックインです。

   

   

仕事を終え、夕食です。どこをどう歩いたか解らないが、ネオンギラギラの繁華街をブラブラ歩きました。

00121004.jpg (35165 バイト)

00121006.jpg (46459 バイト)

天津では私のバースデーパーティを開いてくれました。艾さんはよく気がつきます。
折角のバースデー記念写真ですが、曹さんは失敗しました。手ぶれピンぼけでした。
撮ったあと確認すればよかったのですが、うっかりしました。 捨てるわけにもいかず、大いなる不満が残ります。残念です。
00121007.jpg (32015 バイト) 00121008.jpg (53375 バイト)
   

食事後、寝るにはまだ早いので、ホテルチェックインのときに目ざとく見つけた「BANANA」に行くことにしました。
この名前と同じゴーゴーバーは大連にもあります。たしか、大連冨麗華大酒店の地階だった?

   

朝、店の入口を見て、ビックリ!!なんとなんとこのオンボロ程度は。

   

ではでは、再見!
From DALIAN With Love!

 

----- Original Message -----
From: YOHKAI <yohkai@nifty.com>
To: dalian YOHKAI <dfg005@dalian.cngb.com>
Sent: Wednesday, December 06, 2000 6:47 PM
Subject: HAPPY BIRTHDAY

> 59歳の誕生日おめでとう!!
> 田平井の女4匹から愛を込めて・・・。
>
> こちらも、空っ風が吹き出し、だいぶ寒くなりました。
> 中国はもっと寒いでしょう!?身体には充分気を付けてくださいね。
>
> 寿恵の子はお父さんと同じ12月産まれになりそうです。
> では、また。

 

 

<追伸>

12月はもう一度天津に出張しました。仕事が早く終ったので市内を観光しました。

腹が減っては戦が出来ない。まずは腹ごしらえです。昼食はシャブシャブにしました。
店の入口に大きな羊肉の塊が置いてあり、これを適当に切ってもらいます。

 
昼の休憩を兼ねて、商店街を散策し、土産も買いました。
   

天津のみやげといえば勿論、十八街の「麻花」です。

 

 
天津の観光スポット「天津古文化街」に出かけました。この街は中国の伝統的民芸品を販売する、長さ約500mの商店街です。

まず、どんなものが売られているか紹介しましょう。

電電太鼓、風鳴りゴマ、風車、剣玉などなどすべて手作り品です

 
爆竹型飾り チャイナ服などの民俗衣装。提灯やアクセサリー類

 

古文化街の中央広場は十字形をしている(向こう側から歩いてきました)
右側に有名な泥人形店がある。ここで各種の中国国劇面を売っている。

 

切り絵

 

通りの雰囲気

 

反対側の正門

 
2003年6月25日
 
こんにちは!お父さんです!元気だかね!
 
6月25日は唐山市での仕事を終え、天津のお客さんに出かける予定だ。
天津では前回泊まったと同じホテル(華富宮大飯店)にチェックイン。
 
三ツ星ですが、古風な感じのなかなか洒落たホテルです。
客室は両側にあり、渡り廊下でつながっています。
03062525.JPG (72684 バイト) 03062526.JPG (91050 バイト)
 
 
実は3月にも天津にきています。このときの写真は未公開なので紹介しましょう。
 
華富宮大飯店の夜景と昼景。
03032604.JPG (73238 バイト) 03032701.JPG (72848 バイト)
 
ホテルの正面に3階建ての大きな飲食街がある。

中はこんな具合に吹き抜けになっており、みやげ物店や飲食店がぎっしり詰まっている。 夕食を食べようとしたが、ここに着くのが遅かったので、閉めた店も多く、探しまくった。

 
翌日、ここでお土産を買った。1階はこんな具合になっている。

さて、今回(6月25日)に戻ります。

朝、ホテルの部屋から表の通りを見ると、通りの向こうに、巨大な空き地があり、
一部(写真右側)がゴミ捨て場のように廃品が積んである。

空を見ると、黒いものが飛んでいる(写真左側上空)。もしかして「カラス」?
眼を凝らしてじっと見ていたが、どうも、カラスではなさそうである。
みなさんはこれがなんだか解りますか??答えはメールの最後に(^O^)

6時頃から外を見ているが、自転車は少しづつ増えてくる。
03062521.JPG (77011 バイト)

交差点では信号待ちがあるため、信号が青になると、
川の流れのように、どっと自転車が動き出す。
03062522.JPG (84371 バイト)

上空を飛ぶ黒い物体の正体<回答>ゴミ袋

中国ではよほど大きなデパートやショッピングセンターでない限り、店名入りの丈夫なレジ袋は作りません。露店など小さな店のレジ袋は名前も何も印刷されていない、共通仕様の向うが透けて見えるほどの極薄の軽い袋です。

ですから、風が吹くと上空高く舞い上がり、鳥が飛んでいると見間違います。
もちろん大連でもたくさん飛んでいます。

ところで、不思議なことに大連ではカラスや野良猫がほとんどいません。ここ天津でも注意してみていますが同様です。なぜなんでしょう??

特に都会ではどこへ行っても残飯だらけです。したがって、カラスやのらネコがたくさんいてもよいと思うのですが、ほとんど見受けないのです。
いったいどうしてなんでしょうか??お考えください。

再び、 ここで面白いものを見つけました。 それは次号をお楽しみに!

ではでは。再見!(^O^)/〜〜〜
From Dalian With Love

面白いものとは、日よけの「つば帽子」です。顔全体を日差しから守れる、大きなつばを持っています。かなりの人がつけています。 いったい値段はいくらなんでしょうか?大連にはありませんので、買って行こう(^O^)
03062523.JPG (74541 バイト)

仕事は昨日で終わりました。 今日は20:00天津発の寝台車に乗るだけです。
そこで、天津を観光することにしました。

どこへいくか?というから、赴任した2000年12月の出張の折に艾U、李大鵬とともに、出かけた「天津古文化街」を思い出した。 その後どうなっているか、楽しみであった。

この「天津古文化街」には近くに駐車場がないので、適当な有料駐車場を見つけ、目的地まで歩くことにした。
これもまた楽しからずやです。 天津は自転車と人と小さな店が特徴です。

先を歩く王鴻雁と武暁宇に声をかけると、照れくさそうに振り返りました。
03062531.JPG (63956 バイト)

このような古い路地がたくさんあります。
でも、これが中国の伝統的は住居様式ではないかと思います。

 
ごみごみした商店街を歩きます。
03062532.JPG (57611 バイト) 03062533.JPG (90866 バイト)
 
靴屋さんがありました。日本では最早珍しい。
03062534.JPG (55516 バイト) 03062535.JPG (62349 バイト)
 
突然目の前がパーと開け、広場に出ました。なんという名前の広場か聞かなかった。あとで確認します。
 
中央部には噴水池があり、その真ん中に親子らしい銅像が建っています。
03062536.JPG (33361 バイト)
 
目的地の「天津古文化街」はこの広場のまん前にありました。
ここから、ほぼ一直線に500mくらいの長さのみやげ物売り場が続き、反対側の出入り口に出ます。
 
女性が日傘を差して歩いている後に、大きな石の置物があります。
 
03062541.JPG (88044 バイト) 3年前、ここで撮った写真です。
001241.jpg (42030 バイト)
   
この街は3年前とまったく変わっていません。 普通の日なのに人がいっぱいです。 観光客ではないかと思います?
それは店の中に入らないで、見ているだけだからです。
03062542.JPG (58562 バイト) 03062543.JPG (63525 バイト)
03062544.JPG (100256 バイト)
 
そうそう、3年前はここで俊介の土産「でんでん太鼓」を買いました。 他にもいっぱいあります。
001242.jpg (57006 バイト) 001243.jpg (87801 バイト)
 
中央広場に来ました。一段と人が多くなります。今来た方向を見ます。
3年前の右の写真と比べてください。
03062545.JPG (81141 バイト) 001245.jpg (75707 バイト)
 
この広場の中央付近で四方を見ます。まず、左側です。 次は右側です。
03062546.JPG (60649 バイト) 03062547.JPG (50094 バイト)
   
次はこれから進む方向です。 反対側の入口にきました。ここが終点です。
03062548.JPG (63689 バイト) 03062550.JPG (71722 バイト)
3年前の写真(自動車は駐車禁止になったようです)
001250.jpg (83819 バイト)
 
まだ十分に時間はあります。買い物をしたいと王鴻雁が言います。
では、と言うことで、武君と劉君は最新のショッピング街へ案内してくれました。
名前は「金街」です。日本の呼び方で金座のことでしょう。
金座ですから、銀座よりすごいのでしょう。楽しみです。
 
さて、天津の巨大なショッピング街「金街」を紹介しましょう。
 
直線で1000mくらいはありそうです。
遊歩道の両サイドに様々なお店が並んでいます。
こんな感じです。写真を見てください。
王鴻雁は日傘を差しています。
左側が劉君、真ん中が武君です。
03062561.JPG (67890 バイト) 03062562.JPG (78242 バイト)
 
お客さんのサービスのため、小型の無料バスがあります。
自由に乗って、自由に降りられます。
ショッピング街はドンドン続きます。もうそろそろ終点です。
03062563.JPG (95455 バイト) 03062564.JPG (74485 バイト)
 
のどが渇きました。他の3人も同じです。
今日はとてもいい天気で、熱い。私は冷たいビールが飲みたい。
しかし、今までずっとその店を探してきたが、コーラなどの清涼飲料水はあるが、アルコール類はこの遊歩道内では売っていない。

私のわがままで、みんなのどが渇いているにもかかわらず、ずっと我慢して私についてきてくれた。
いよいよ「金街」の端に来ました。 通りの向こうを見ると、なんと「ピザハット」があるのです。
大連のピザハットと同じなら、間違いなくビールはあります。

とにかく、入ろう。のどが渇いた。全員歩きつかれて、声も出ない。ビールはありました。太好了!
ケーキなどを勧めたが、お昼の食事が遅かったので、お腹がすいていない。
それぞれ、自分の好みの飲み物を注文。

時間も6時頃だ。 帰りの汽車は8時であるから、そろそろ駅に行かなくては。
天津駅で、寝台切符を頼んであった、いつもの業者から切符をもらおうとしたが、武君と劉君はちょっと心配になったようだ。 間違いなく改札出来るかどうか、付き添わせた。
既に時間は出発30分前の7時半になっていた。
 
夕闇迫る天津駅>駅舎の前の歩道で夕涼みとしゃれ込む人々がいっぱいいる。
中国ならどこへ行っても見られる風景です。
03062571.JPG (37497 バイト) 03062573.JPG (56061 バイト)
03062572.JPG (57552 バイト)
 
さすがの私も少し心配である。駅に入ろうとしたが、係員(女性)は認めない。
何がいけないのかわからないが、業者(男性)がいろいろ話しても首を縦に振らない。
ますます不安になってきた。

すると業者の男性は携帯で誰かに電話している。しばらくすると、駅の中から公安がやってきた。
彼と業者の男は握手し、挨拶した。
公安の男が係員に一言二言しゃべったかと思うと、公安は業者の男と我々を中に引き入れた。

係員は何も言わず、黙っている。我々は中に入り、列車の改札口に進んだ。
当然、途中にはSARS対策の温度計が設置されており、一人一人、検温していた。
業者の男も入場券を持って、一緒に入った。

最初は不思議だなーーと思っていた。
なぜ、業者の男が一緒に入ってこなければならないのか。後で、その理由を王鴻雁に聞きました。
業者にまだ切符代を払っていなかったのです。
切符代を払ってしまえば、業者は帰ってしまうことも十分考えられる。 我々の寝台切符がいい加減なものであれば、私と王鴻雁は大連まで、ゆっくり座っていけない可能性もあるのです。

最後の改札まで代金は払いませんでした。
そこで、寝台車の号車と座席(部屋)番号を、何度も何度も確認し、お金を払いました。
かなり不安でしたが、列車の入口で検札したとき、間違いないことが解り、ほっとしました。

来るときは二人部屋でしたが、帰りは4人部屋の普通の寝台車でした。
誰も入ってこなかったので、ほっとしていましたが、出発間際になってビジネスマン風の男があわてて入ってきた。 残念。これで二人静かに休めなくなった。

ましょうがないか!明日は大連に朝7時頃到着です。そのまま出勤する予定です。
お疲れ様でした。おやすみなさい。 ではでは。再見!

2003年8月3日

こんにちは!お父さんです!元気だかね!

天津古文化街ではいろいろ土産を買いました。ご紹介します。

1、自然の木切れや落ち葉などを使った、立体絵画です。
お母さんのシャドーボックスアートを思い出して買いました。値段は50元。
それにしても、体裁の悪い作りです。が、これがまた中国なのであります。
03062551.JPG (91388 バイト)

2、大きな扇(半径30cmくらい)を買いました。値段は38元です。
大きすぎて実用的ではありません。
03062552.JPG (85143 バイト)

03062553.JPG (100915 バイト)

3、またまた犬の置物を買ってしまいました。いつもの通り2個です。一つは銅製の小さなものです。
もう一つは中国の有名な石「国石」で作ったものです。
両方とも意外と重いのです。小さいほうは30元でした。

国石の犬は最初1200元でした。どうしても欲しいが、お金がない。と言ったら、900元ならOKという。
そこで、もう少し負けて欲しいと、600元を提示。
店の主人は800元までOKという。そこで、私はさらに700元でどうだと交渉。
主人は750元と言って、大きなジェスチャーをした。わたしもここで手を打つことにした。

小さい銅製の犬は別の店で買いました。
03062555.JPG (57013 バイト)

03062554.JPG (42138 バイト) 03062556.JPG (44954 バイト)
 
4、最後はホテルの窓から見た、日除け帽子です。みんなにあげようと5個も買ってしまいました。
1個18元でした。もちろん王鴻雁にもあげました。かさばりましたから、持ってくるのが大変でした。
03062557.JPG (42441 バイト)

天津のおみやげ話はこれでおしまいです。

ではでは。再見!(^O^)/〜〜〜
From Dalian With Love

大連リポートトップへ