お父さんの傑作

山の芋
(自然薯・長いも・とろろ芋・つくね芋)

2014年 2013年 2012年 2011年 2010年
丹波芋栽培
2009年
おばあちゃんの傑作 私の食べ方  

2015年以降は「畑」サイトにて他の野菜とともに栽培状況をまとめて紹介します

2013年

1月3日>子供たち家族が帰省したので、正月料理の目玉として長芋ステーキを振舞った
1cm厚に切ってバター焼き(●^o^●)大好評だった(●^o^●)
 
4月中旬植付予定であるが、今年は40個予定しているので、
昨年より1畝多い5畝が必要だ!
深さ50cm、幅40cmの溝を5本掘るのは大変である。
そこで、粘土質の具合を調査するため試掘。
西側の方が粘土質の深さが浅く、東側は深いので今年は溝掘りが楽な西側から植付ける。
 
3月12日>畝間隔90cmを5本設定 3月16日>粘土質まで5溝掘り込む。
   
 
3月25日>石川さんにツルハシを借用。試掘してみたが粘土など問題にしないほどの威力を発揮(^O^)/
これなら楽に掘ることができる。感謝感謝である(^_^)v

3月30日>一溝、深さ50cmまで掘り起こし完了
ツルハシの威力は歴然で、約1時間で終わった。
あと4溝を植付予定の4月中旬までに行う ⇒ ⇒

植付シミュレーション>35cm間隔で10個 可能

5溝の内、種イモ植付用に4溝>約40個。
1溝はムカゴ用で、
植付間隔約15cmで約25個蒔く予定。

4月2日>2溝目完了
夏野菜を計画しているCブロックには掘り起こした土が山となる。
しかし、夏野菜の植付は5月中旬なので約1ヶ月前には更地となる、土づくりも間に合う。

   
4月6日>春の嵐が列島を吹き荒れ台風並みの被害が出た。大雨が来る前の午前中に急いで溝掘り。ほぼ2溝完了

引用:中日新聞

 

4月8日>雨樋準備<今年は上下樋に4ヶ所錐穴を開け、針金で結合。さらに下部樋には長さ表示した。

6,7と2日間、暴風雨となった。
ご覧の通り植付用の溝は池となっている。

 
   
4月10日>全5溝掘削完了

今年はツルハシのお陰で大幅に作業効率が向上した(^O^)

12日から春まつりのため15日まで植付はできない
この間、雨が降らないことを神に祈る。

4月16日>ムカゴ15個植付
昨日、カーマに出かけ、ムカゴ植付用に直径120mm程度のパイプを探す。

ネライは収穫作業の改善である。この筒を溝部に立てて中に山砂を詰め込み、周りを畑の土で覆うと、長芋の伸びる部分が山砂となり、収穫し易くなる。しかし、気に入ったものが見つからない水下水道用塩ビ管は分厚くて重すぎる。店内を探しまくったらピッタリのものがあった。それは【ステンレス排気管】である。

錆びないし、何よりも薄くて軽い。長さも1mあるので申し分なし。ちょっと高いが購入(1780円)
更に、不足するであろう雨樋(Φ120mmx4000mm)を2個購入(@1380円)これを長さ100mmに切れば8個となる。

最後は、溝掘りで出た厚さ30cmの粘土質土を植えた周りに堤防のように敷き詰める。これで雨降りの時、雨水の侵入を防止する。

<反省>
この時、もう少し贅沢に山砂を敷き詰めるべきであった。
植付完了したとき、調達した山砂が余ってしまった。
原因はこのあと植付予定の「種イモ」4溝のとき、山砂が不足することを懸念して少な目にしてしまった。

折角、ステンレスパイプを買って山砂を的確に栽培に役立たせようとしたのに、結果は中途半端であった。

写真でもわかるように、畝は少し凹んでいる。山砂をパイプ一杯まで充填し、高畝にすれば水はけも良く、成果が期待できた。来年はこれを反省したい。

   
4月17日>2畝植付<種イモ18個>もう芽が出ているものあり!待ちきれない芋もあるのである(^_^)v
 

左側畝10個(植付間隔30cm)<これは少し混み過ぎだ!種イモが30cmを超えると真っすぐには置けない
そこで、やむを得ず短いものに交換。このことも大いなる反省材料である。

雨樋上下方式は16個しかないので2か所は片側のみとなる。

そこで、2畝目は8個植付(45cm間隔) 全18株植付完了
   
4月19日>残りの2畝植付<種イモ18個>こちらの雨樋は全て下側のみとなる。
 

最終的に山砂が相当量余ることが判明。そこで、この2畝はふんだんに使用した。
すなわち、雨樋上部に10cm以上覆い、更に発芽部位には厚さ15cmの山砂を敷き詰め、植付後の土被せも山砂を5cm使用。
来年は全ての植付をこのように行うこととする。

     

5畝目の詳細(10個植付)

   
植付完了>種イモ36個、ムカゴ15個、合計51個

   
4月29日>17日植付けたなかに芽が出ているもの発見(^^♪
さっそくツルの手を設置。台風が来ても倒れないようどう補強するか思案中
 
5月3日>残り3畝のツルの手を構築。今年は奇数5畝なので中央部のムカゴ畝の構築に苦慮した。

 
5月19日>4月17日植付けた2畝の18個は14個発芽  

5月23日>ムカゴも芽を出してきた。

 
 
6月4日>初の水やり<5月28日以降、雨なしのカラカラ天気が続く。
ほぼ全面的に発芽してきた。発芽してない株は雨樋式の4ヶ所とムカゴ3ヶ所である。
 
6月11日>台風3号の影響で雨が降る予想。
そこで、1回目の追肥(化成888を一つまみ株元散布)の後、稲わらを敷き乾燥防止
北側雨樋18個のうち
ムカゴは15個すべて発芽完了  
 
6月は15日(台風3号)、19日、20日、21日、26日とまとまった雨が降ったので順調に生育した。

しかし、発芽しない株が雨樋方式で3か所あり。掘り起こしてみると種イモが枯れていた。(全33株

 
7月1日>気温の上昇とともに急激にツルが茂り始めた。豊作の予感がする(^_^)v(^^♪
   
5日(32.8℃)から真夏日。7日(35.2℃)から猛暑日、
昨日9日は37.1℃(列島第1位は山梨県甲州市39.1℃)、
全国各地で熱中症症状で入院した人は990人。この内3人が死亡した。

35℃以上の猛暑日観測地点94地点、
30℃以上の真夏日観測点は全国の観測点927の約3分の2に達した。

   
7月10日>2回目追肥(化成888を株当たり一握り株元に散布)水やり
今日も猛暑日になること必至と察し、早めに畑に出かけ、計画遂行。
ただ、5畝に一人バケツでリレーはちょっときつい。
そこで、ホースを水道の蛇口につなぎ、株の根元にラクラク水やり(^_^)v
 
両端4畝(V字支柱)は雨樋方式36株、中央部1畝はムカゴ15株
   

7月30日>昨日は今月2回目の雨が降った。
片や列島の他の地域では観測史上最高の降雨量を記録し、甚大な被害が出ている。
原因は温暖化による異常気象とのことであるが、我が地方に雨が降らないことは野菜づくりに致命的だ(>_<)

お天気の神様!どうか!我が地域にも少しで結構ですから、雨を降らし給え!

 
8月11日> 3回目追肥(化成888を株当たり一握り株元に散布)水やり
 
8月21日>順調生育<ただし、8月は約3週間雨なし天気が続いたため、週2回の水やりを励行。
 
9月11日> 4回目追肥(化成888を株当たり一握り株元に散布)
 
9月15日から16日にかけて久しぶりに大型台風18号(マンニィ)が列島を縦断し、甚大な被害をもたらした。進路は昨年10月の台風17号(ジェラワット)と余りにも似ている。

上陸地こそ少し違うが列島を抜け、日本海から再び列島に侵入し、東北を抜けた54年前の台風15号(伊勢湾台風)を思いだすほどであった。
 
昨年の台風17号(ジェラワット)の進路 伊勢湾台風(ヴェラ)の進路(上陸地>和歌山県潮岬)
 
台風18号(マンニィ)の進路(上陸地>愛知県渥美半島)
   
台風18号は16日早朝、愛知県渥美半島に上陸。我が町ではそれより早く影響を受け、敬老の日の行事が危ぶまれるほどであった。かく言うわたしも毎年、敬老の日には記念品を貰いに公民館へ出かけるが、余りの暴風雨に怖じ気づき一時間遅れで家を出た。

会場に着いた時には既に式典は終わっており、主催者や来賓の挨拶は終わっていた。風雨吹き荒れる中、予定通り挙行したことに大いに驚いた次第でした。午後からは青空が見える台風一過の上天気にはなったが、過ぎ去った台風の吹き返しが猛烈で、外出する気にはならなかった。

   
9月17日>心配で心配でしょうがない自然薯の支柱を見に畑に出かける。怖々覗くと、若干傾いてはいるが昨年よりは傾きが少ない。ホッ!(^_^)v原因>植付5畝のうち中央部1畝をムカゴによる種イモ作りの垂直支柱にし、両側の各2畝(雨樋方式)の山形支柱と連結したため倒れにくくなったと思う。

ただ、早すぎる台風で未成熟のムカゴが大量に落下した。余り小さなものは放置し、食べられそうなもののみ拾う。

1.4Kgあったが、これからまだまだたくさんできるのでこれは全部弟に進呈。

10月1日>9月初め頃、東南角の1株の葉がひどい虫食いとなった。静観していたが半ば頃から葉が枯れ始め、全ての葉が完全に根元から枯れてしまった。
成果は心配だが、まだ掘り出すわけにもいかず、収穫時期までこのまま放置するしかない。
   
10月8日>ムカゴ収穫用シート(寒冷紗代用)敷設
 
10月10日>グリーンカーテンの脇に置いてあった植木鉢から長芋のツルが伸びていることを当初から認識。
カーテンのネットに這わせるよう誘導し、水やりもカーテン同様欠かさず施す。ネットの解体で鉢を開けたら中から優しい小芋が出てきた。出てきたと言えば毎年のことではあるが、黄金虫の幼虫もたくさん出てきた。例によって日干しの刑に処す。
 
10月14日>ムカゴを収穫すべく支柱の間にもぐり込んだら、黒い大きな糞が転がっている。
グルッと見回すといたいた!巨大な芋虫が!青色1匹、黄金色3匹であった。まだ、5,6匹は居そうだが見つからない。
「長芋の害虫」でネット検索したらあった。多分、キイロスズメの幼虫ではないかと思う。しかし、スズメガの仲間はたくさんありはっきりしない。
青色と黄色は種類が違うのか、年齢なのか良く分からない

ネットで調べたキイロスズメの成虫

   
写真を撮った後、西の畑のミカンの木に掘り投げた。しかし、2匹は下に落ちた。じっと観察していたところゆっくりと木によじ登っていた。この後は観察できないが、新天地で元気よく暮らして欲しいものである。
運よく木に引っ掛かった青色幼虫 下の落ちた金色幼虫2匹、もう一匹は行方不明。
約20分かけて1匹が登り始めた。もう一匹はまだノソノソしている。寒くなってきたので退散した。
 
10月16日>15日夜半から暴風とともに台風26号が太平洋沖を北東に進み伊豆大島に上陸通過した。
伊豆大島はかって経験したことのない豪雨により火山灰層の山が崩れ、死者行方不明者は50人にも上った。
我が地域はさほどの雨ではなかったが風はものすごかった。16日は通常なら台風一過、秋晴れの上天気のはずが強い風は翌日17日まで治まらなかった。
 
台風18号程でもなかったようで支柱に異常なし。太好了!

ただ、強風でだいぶ揺すられムカゴが大量に落下
1.1Kg
収穫。右側は18日収穫分0. 85Kg

 
11月1日>ムカゴ収穫350g<3日の飲み会にツマミとしてから揚げして持っていく。
 
11月4日>葉が枯れ始めた ので、今月中に収穫できそう 11月8日〜9日>収穫準備<支柱撤去&ムカゴ収穫
 
11月8日>上部支柱撤去
   
11月9日>横支柱&V支柱の片方撤去&ムカゴ収穫2.1Kg
   
11月14日>北側2畝のツル撤去とムカゴ収穫6.05Kg(合計11.85Kg)
昨年は約40株でムカゴ収穫量は5.6Kgであった。今年は約50株であるから昨年よりは多いと思うが、それにしてもこれまでの合計が12Kg弱ということはものすごい量だ!この調子なら残り2畝(20株)で5Kgなので、昨年の3倍を超える(^O^)/
 
西側から見た畑>
手前から、Cブロック>白菜、キャベツ  Bブロック>ニンニク、自然薯  Aブロック>大根、カブ、そらまめ
 
2年前に栽培したCブロックから残党がまたまた出土。収穫の不手際で種イモが地中に残っていたようだ!
今年はムカゴを出来るだけ採収し、小さなものはゴミとして焼却するつもりである。
この作業を怠ると次の野菜栽培の時、雨後のタケノコのように芽が出てくる。この芽を放置するとこのようになってしまう。
   
約6Kgのムカゴは、バアさんが世話になっているデイサービス施設に2Kg、友人知人15人に一人当り200gと500g の2種類に検量してそれぞれ進呈。
 
11月16日>1回目収穫(北側1畝)
手前Aブロック>大根  Bブロック>自然薯、にんにく  Cブロック>白菜、キャベツ
 
雨樋方式植付では、後に植え付けた方が上部にあるため、収穫は植付順の逆となる。しかし、報告は植付順とする。
この畝は全部で10株あるが植付間隔を30cmにしたため少し混み過ぎ で当初から心配していた。
雨樋は10か所とも上蓋付き
 
<収穫物の特徴>
両端4株(No1、No2、No9、No10)は根が雨樋に入ってくれた。が、残り6株は雨樋からはみ出しボキボキに折れてしまった。 はみ出したもののうちNo5とNo6は全体はみ出しであった。

収穫量(重さ)>25.5Kg(10ヶ所)<1ヶ所あたり約2.55Kg

 
No1>長さ65cm重さ4Kg(下はNo2)
No2>長さ60cm 重さ2.5Kg  
No3>長さ60cm 重さ3Kg<雨樋から一部はみ出し  
 
   
No4>長さ35x3pc重さ3Kg<雨樋には載っているがほとんどがはみ出している。雨樋の傾斜が弱くなっている。
 

 
No5> 長さ40cm重さ1.5Kg<全て雨樋外

雨樋の傾斜が弱いので被せた土で雨樋がつぶれ、成果の侵入を妨げたと思われる。

No6> 長さ30x2pc重さ1Kg<全て雨樋外  
No7> 長さ40cm重さ1.5Kg<一部雨樋内  
   
No8> 長さ60cm重さ2Kg<雨樋傾斜が弱いのか反対方向に生長
   
No9>長さ60cm 重さ3.5Kg<雨樋がはち切れて根が1本はみ出す。
雨樋上蓋が切れたところから下は腐って切れている。
原因は直接水がかかっているためか?
  雨樋と接する面には多数の根が腕のように発生している。
No10>長さ70cm 重さ3Kg<実際はここから掘り始めた。
   
11月19日>2回目収穫(北側2畝目)
1畝目は植付間隔30cmと狭かったため雨樋が沈み込んで接触し、樋への誘導不具合となり6株が樋外に外れた
2畝目は植付間隔を45cmに広げたため植付数も8個と減った。
しかし、No11は植付2ヶ月でも発芽しないので、掘って確認したところ枯れていた。
結果、2畝目は7株となった。

雨樋も上蓋付きは6個しかないので、後のNo17とNo18は上蓋なし。

 
<収穫方法>
1回目の収穫では最後部から順に掘ったため、雨樋の姿勢を点検しにくかった。
そこで、今回は畝全体の土を収穫直前まで取り除き、雨樋の整列状態を確認しながら収穫した。
 
<収穫物の特徴>
根全体が雨樋に入ったのはNo12とNo16の2ヶ所、全体がはみ出したのはNo18のみ、ほか4ヶ所は雨樋に本体を置いて小さい根が外にはみ出した。

収穫量(重さ)>19Kg(7ヶ所)<1ヶ所あたり約2.7Kg

 
No11(右)から
 
No18(左)から
 
No11>種イモ枯れ  
No12>長さ70cm 重さ3Kg<はみ出しなし。先端部腐りあり 生長しすぎてムナビレのようにはみ出した部分あり
   
No13、No14>No14(左)の根が雨樋を逆走し、はみ出してNo13(右)の上蓋部に当接。
   
No13>長さ75cm 重さ4Kg<多量はみ出し No14>長さ45cm 重さ1.5Kg<はみ出しあり
No15、No16  
 
   
No15>長さ50cm 重さ1.5Kg<1ヶ所はみ出し 上蓋の途切れた部分から下が腐っている。
   
No16>長さ55cm重さ2.5Kg<はみ出しなし。 裏側に薄っぺらい根が見られる。上蓋の途切れた部分から下が腐っている。
   
No17、No18>上蓋なしの2株<No17(右)は3本足(内1本はみ出し)、No18(左)はNo17の雨樋に乗っかっている
   
No17>長さ35x2重さ1.5Kg<はみ出し1本<はみ出した根は雨樋の縁に当接して凹んでいる。
3つの根の実際の配置  
   
No18>長さ約40cm重さ5Kg<自分の雨樋を外れ、下のNo17樋にどっかりと腰を据えたNo18 は象の足のようだ!

手のひら形状、重さはなんと10Kg

   
2畝収穫完了(^O^)/しかし、アチコチ筋肉痛(*_*;
まだ3畝あり(-_-メ)。今月中には完了したい。
   
<2畝収穫後の反省と要因対策>
@ 畑は土質の異なる2種類(元々の粘土質床土と雨樋の中とその周辺に装入した山砂)の土を層状に配置しているため、栽培中の水かけや雨により土が流れ、雨樋の姿勢(整列状態)を崩れさせる。
対策>山砂は雨樋部と種イモ部のみとする
A 根の先端部はほとんどすべて腐っている。特に雨樋の上蓋が途切れる部分から下は完全に腐り、根が切れている。
収穫時、雨樋内の山砂は3日前の雨が残っており、ビショビショであった。

原因1>水はけの悪い粘土質の畑では50cm深さ部の水はなかなか排水しないため、根の先端が浸漬し易い。
対策1>畝を高くし、さらに雨樋の傾斜を弱く(約20°)して、浅く栽培する。

原因2>上蓋は水の侵入を防いで成果の腐りを防止していることが判明した。
対策2>現状短い上蓋を上下とも同じ長さにする。長尺の雨樋が不足する時は上蓋の代用として袋(樹脂)で下樋を覆う。

 
11月22日>ムカゴ種まき分の試験収穫<深さ50cmまで直径12cmのステンレス製排気管で山砂を入れたが、丁度50cmの深さまでで長芋は先端がとろける様に切れていた。この現象は雨樋方式で栽培した物と同じである。
水分過多で腐ってしまったようだ(>_<)残りも多分同様に先端部は腐っているであろう。
 
残り2畝のムカゴ収穫>3.6Kg

総計15.45Kg

全33株であるから一株当たり468g

11月23日>3回目収穫(ムカゴ種蒔き15ヶ所)
右からムカゴNo1、左端No15
ムカゴNo15〜No12 No11〜No8 No7〜No1
 
試験収穫で判明した「先端部の腐り」は全てに該当した。しかし、粘土質に突き刺さった芋は腐らず、まともであった。
粘土を取り除いたら腐っていない先端が現れた。
すなわち、粘土は防水効果があるということである。

これをヒントに対策を考えよう!

左>No1、中>No2、右>No3

左から3つ目のムカゴNo3は枝分かれした子芋がなかったのでスコップで奥深く掘り、粘土と一緒に出した。

 
 
左>No4、中>No5、右>No6 左>No7、中>No8、右>No9
 
左>No10、中>No11、右>No12 左>No13、中>No14、右>No15

 

種イモ収穫量>大25本、中5本、小15本
来年度の対策>ムカゴ栽培ではそれほどの長さにはなり得ない( 最大45cm)
そこで、畝を20cmほど高くして合計70cmの栽培深さを確保し、浸漬部の嵩上げを図る。
 
2013年11月27日>雨樋方式栽培3畝目収穫準備(8ヶ所)<この畝は雨樋傾斜角を目標30度以上に設定した。

雨樋周りの土を取り除き、根がどのように伸びているか確認。雨樋は目標設定の40度近くであったが、根が雨樋からはみ出している株は5ヶ所(内、全部はみ出しは1ヶ所)と、依然として多い。はみ出し無は3ヶ所。
雨樋への誘導は

 
No19>長さ60cm重さ3Kg<はみ出し無、先端部腐敗 No20>長さ45cm重さ1.5Kg<はみ出し有、先端部腐敗
   
No21>長さ45cm重さ1.5Kg<はみ出し有、  
 
   
No22>長さ30cm重さ2.5Kg<全部はみ出し
先端部の土は雨上がりでジュクジュク。案の定、トロトロに腐って異臭を放つ(>_<)
これがまたとても大きく、掘り出すのに大変だった。あああああああああああああああああ!しんど!

 

No22巨大芋(直径18cmx13cm)

 
No23>長さ35cm重さ1Kg<はみ出し無(2段重ね)
 
No24>長さ45cm重さ2.5Kg<はみ出し無>雨樋の縁部をオーバーフロー。雨樋が変形している(*_*;
   
No25>長さ45cm重さ2Kg<はみ出し有>
雨樋内に3本の芋が重なり合って納まり、そこから一部子芋が外に伸びている
 
No26>長さ60cm重さ3.5Kg<はみ出し有>

雨樋内には本体他薄っぺらい芋が重なり合っており、そこから多量の子芋が樋を外れて伸びている。

これがまたとても長く、掘り出すのに大変だった。

あああああああああああああああああ!しんど!

 
<3畝目のまとめ>
下>No19、上<No20 下>No21、上<No22
下>No23、上<No24 下>No25、上<No26
 
11月30日>最終収穫<雨樋方式の4畝目>これまでの3畝と比較し、最良の成果を達成した(^O^)/
収穫は夕方完了したが、データ整理などのためリポートは新春となる。乞うご期待(^^♪
 
Cドライブのドキュメントに保存してあった11月30日の4畝目の収穫記録は写真18枚のバックアップ漏れで、12月20日のXPデスクトップPCのHDDが損壊した時、消失した。このため、すでに作成済の原稿には写真がない。残念!!!
以下、写真16枚が消失したので原稿をそのまま残す。消えた写真は、nagaimo131130-00-1〜nagaimo131130-36-1
 
左端No36〜右端No27(内、No35は種イモ枯れ)
 
No27>長さ60cm重さ3.5Kg<はみ出し無 No28>長さ60cm重さ3.5Kg<はみ出し有
 
No29>長さ45cm重さ2.5Kg<はみ出し有
No30>長さ50cm重さ1.5Kg<はみ出し有  
 
 
No31>長さ55cm重さ3Kg<はみ出し有
 

   
No32>長さ60cm重さ4Kg<はみ出し有 No33>長さ50cm重さ1.5Kg<はみ出し有
   
No34>長さ60cm重さ2.5Kg<はみ出し無 No36>長さ40cm重さ1Kg<はみ出し無
   
雨樋方式栽培の効果の確認 >全34株の雨樋方式栽培に関し、芋の生育と雨樋の効果を散布図で分析

分析の目的>排水性の悪い粘土質土壌での自然薯栽培可能性探求

 
<考察>
@ 雨樋からはみ出さない結果(はみ出し無)は畝の両端部に多い。
A 雨樋からはみ出す結果(部分はみ出し全体はみ出し)は1株(畝東端No18の全体はみ出し)を除いて長さ約4.5mの畝の中央部に多い。
 
畝中央部に雨樋から外れる成果の多いことが分かった。しかし、”なぜ中央部なのか?”が、はっきりしない。
そこで、要因を次のように想定した。

<案内棒や雨樋の位置ずれ>
畝の両端には通路があり水はけはよい。
中央部は両端から雨水などの水が流れ込み易く、元々の土と栽培用の山砂が濡 れて緩くなりがちで、種イモ植付時の案内棒や雨樋が傾いたり、ズレたりし易い。
このことで、種イモの芽が案内棒に当接しなかったり、生長した根が雨樋から外れてしまう。

対策@>中央部 または全体を20〜30cm高畝にして芋先端部の水没を回避する。
対策A> 案内棒を雨樋にスッポリ入るほどの幅広とし、雨樋が傾いたりずれたりしても芽を確実に誘導する。
対策B>雨樋全体をビニールの筒で囲い、成果のはみ出しを防止する。

中央部は成果の短い種イモ作成用としてムカゴを植える。

 
<今後の栽培について>
@ 栽培畝部はすべて山砂を敷き詰める。
A 畝は地下溝30cm、地上30cmとし、畝深さは50〜60cmとする。
B 雨樋は片側だけとする。
 
来年度用種イモの収穫量 >約60本
 

 

この中にも芽の部分を切り取れば種イモになるもの10個ほどあり。(総計約70個)

   2013年おしまい  ページトップに戻る

2012年

今年は本格的に雨樋による栽培を行う。昨年むかご20個から種イモを作ったので、今年は合わせて30個ほど種イモが八百屋でもらったミカン箱のモミガラの中で半年間眠っている。
従って植付溝は少なくても5溝(1溝植付数6個)必要である。ただし、今年は昨年の反省を踏まえて、栽培溝を出来る限り深く掘り、雨樋の傾斜角を30度に近づけ、成果の円形化を図る。

ただ、我が畑は30cm以下が粘土質のため鍬で掘るのが大変である。古来稀な歳と相成ったおじさんにはとてもシンドイ作業である。が、体力と精神力への限界に挑戦するということが特に好きな私としては恰好な課題ではある。とにかく頑張るしかないわけであるが、やみくもに張り切っても歳が歳なだけに何が起こるか分からない。家族に心配かけてもいけないので、焦らず着実に実行しなければならない。植付を4月18日と決めたので、これまでに畑づくりすればよい。

なお、栽培読本には山の芋栽培には自然薯並みの「無菌の山砂」が最適とあった。
そこで、今年は山砂を仕入れた。ただ、掘った土の処理に困るので溝すべてに山砂を入れるのではなく雨樋部分にのみに適用する。総量は大体1トン(1溝200Kg X 5溝)

   
3月31日>Aブロックのごぼう2畝の隣に、深さ50cmの溝掘りトライ<相当にきつい作業だ! 4月7日>3溝完了<あと2溝を15日頃までに作ればよい。写真手前の袋は山砂。
   
4月8日>雨樋の準備、10日>残りの溝掘り 4月11日&13日雨。13日午後点検
   
左2溝は雨水が溝底に溜まっている。
粘土が水はけを妨げているようだ。
右2溝は雨水が溜まっていない。
   
雨樋を並べてみた。植付間隔40cm(昨年は30cm)でも9個植付可能であるから30個植付では溝は4溝あればよいことが解る。余った部分にはムカゴを植えて種イモを作ろう。
   
4月17日>最後の溝掘り完了(右端) 4月18日>植付< 水はけのよい2溝に各9個
   
<植付作業の基本>
溝底から30cmの位置に雨樋を設置 ⇒ 雨樋面に案内棒を立てる ⇒ 案内棒と雨樋周辺に山砂散布 ⇒ 畑の土を15cm敷く ⇒ 山砂を薄く散布 ⇒ 山砂の上に種イモを置く ⇒ その上に薄く山砂を散布 ⇒ 最後に畑の土を5cmほど散布(作業完了)
 
北側第1溝には普通雨樋を敷設。雨樋の周辺および種イモ周辺を十分な山砂で覆う
   
隣の第2溝には普通雨樋に別の雨樋で蓋をしたパイプ型。パイプの中にびっしり山砂を充填
   
4月23日>昨日 から今日の午前中は暴風雨であった。午後晴れてきたので見に行くと案の定すごいことになっていた。
植付予定の溝は雨水で池と化していた(-_-;)
溝底が粘土のため水が抜けていかないのだ!
何日で引くか確認しなければならない。
4月24日>夕方確認。まる1.5昼夜経過したのでかなり水は曳いた。粘土質がどの程度の深さか確認するため鉄パイプをハンマーで打ち込んだが30cmくらいでは水が引かない。
ということは、粘土質はもっと深いことになる。
これでは、イモが腐ってしまうか?心配だ!

   
4月27日>昨日、再び大雨が降り、池となる 4月29日>最高気温が25度を超えてきたので溜まり雨水の減りが早くなった。
   
5月1日>水が引いた早速、残りを植付。山砂が余り気味だったので溝底に15cmほど敷きつめる。これで少しは雨水を吸収してくれる。そのあと、雨樋部分にもたっぷり山砂を充填。粘土質は上部に敷きつめる。植付要領は山砂の投入量以外は前回とほぼ同様である。
   
40cm間隔で植付完了 たっぷり水やり
 
<植付のまとめ>北側から@ABCと呼ぶ
@半円雨樋8個+半円雨樋2個結合方式1個、A半円雨樋2個結合方式9個、
B半円雨樋2個結合方式7個+半円雨樋2個、C半円雨樋2個+雨樋なし1個+ムカゴ8個
ほかに@、A、Bの西側端に1個づつ丹波つくね芋を植付る。
   
5月3日>1回目植付(4月18日)から2週間で2,3芽が顔を見せる。そこで支柱立て。
支柱が足りないので1.8mを10本カーマで買う@208円。(昨日雨が降ったので土が軟らかい)
   
5月6日>水やり

2日、雨が降って以来、晴天が続く。
そこで、毎日午後から散歩かたがた歩いて畑に出かけ水やり。

芽が伸び始めたので、支柱に誘導するための補助支柱を立てる。

5月14日>1週間お天気続きで畑はカラカラ!これではいくら水やりしても追い付かない。
そこで、水分の蒸発防止のため株元を稲わらで覆い、風で飛ばされないよう古い日除けスダレを再利用して被せる。この時、うっかり出始めた芽を1株折ってしまった。
長芋の芽はとても弱く、「ポキッ」と折れてしまう。昨年も経験しており、不注意であった。

1回目植付18株のうち未発芽6株。この調子では植付後1ヶ月(5月18日)頃には全株発芽か!

   
5月23日>昨日、恵みの雨が降った。
強い日差しのなか様子見に出かける。
1回目植付分は1個残して全部発芽(^^♪
2回目植付分約20個もボツボツ発芽 ⇒ ⇒

 

 

5月31日>稲わら施工と水やり効果で順調生育!今年は大いに期待できる(^O^)/

1回目植付分(種イモ18個)全て発芽!
2回目植付分(種イモ12個)は約半数発芽。
ムカゴ8個はほぼ全数発芽、ツルが伸び始める
     ↓↓↓↓↓↓↓↓

   
6月12日>8,9日とまとまった雨を貰い、急激にツルが伸びた。ムカゴ8個もすべて芽が出た!
雨樋方式の30株もすべて芽が出た。
6月14日>食べようと台所に置いてあったものからニョキニョキと芽が出てきた。

黙っていても時期が来ると子孫のための儀式が始まる(^v^)

 
6月20日>昨日、台風4号がこの辺りを通過。暴風雨で支柱が傾いた。
まだ、葉が茂る前だったので風が抜け、倒壊を免れた。
 
6月22日>1回目追肥<化成888を一握り(約50g)株元に散布
7月6日>順調生育
   
7月13日>小さなかわいい花が一杯、咲いている。
   
7月22日>2回目追肥<化成888を一握り(約50g)株元に散布

 

 

 

 

7月31日>23日以降、猛暑が続く。
そこで、4日に1回たっぷり水やり。↓↓

   
8月20日>3回目追肥(化成888を一握り株元散布)のあと水やり。
8月25日>ムカゴもかなりの量になる。ズッと夏日が続く。限界と感じ、たっぷり水やり。
   
8月30日>依然として夏日が続く。そろそろ3週間雨なし天気!そこで、たっぷり水やり!

 

9月30日>朝から大型台風17号の直撃予報で戦々恐々だ!台風は四国の沖合から紀伊半島先端をすれすれ通過し、19時頃が伊良湖近くに上陸。娘家族の住む浜松は停電騒ぎで大恐慌!その後、台風は列島を縦断して宮城県から海へ抜ける。
我が地域は暴風雨圏内ではあったが南側を通過したので比較的穏やかであった。

 
10月1日>台風一過の支柱点検<傾いてはいたが倒壊を免れホッとする(^v^)
下を見ると台風の暴風雨でムカゴが大量に落ちている。2cm以上の大形ムカゴを25個抽出。来年の種イモ作り用のタネとして保存。ムカゴのから揚げはビールのつまみに最適だ(^O^)/
左側2畝は種イモの小さいもの12株と種イモ製作用のムカゴを10個程度蒔いたところであるが、ムカゴの量は少ない>650g(右のカゴ) 右側2畝は大形種イモを植付けた18株であるが、ムカゴの大きさと量は驚くほどである。
1700g(左側のカゴ)

    (1700g)         (650g)
   
10月24日>そろそろ収穫時期のようだ!
そこで、昨年栽培したCブロック(今年は大根栽培)からにょっきり出てきた株を試験収穫する。

ブルーのネットの手前にあるのが長芋のツル。

掘り始めると3株あることが判明。
しかし昨年同様、30cm下から粘土となるため困難を極める。さらに昨日まとまった雨が降ったため、掘るほどに水が出てきて池の中での収穫となる。盲滅法掘ったためボキボキ折れて散々な結果となる。

泥を洗い落とし、まずは鈴木さんに初収穫の半分を進呈

   
10月27日>雨樋パイプ式栽培分の試掘<しかし、幅約25cmの溝中心に植付けしたため、備中鍬の刃が雨樋に接触して直接掘ることができない。そこで、植付溝の隣に同様の溝を新たに掘るしかない。これは大変でござる(-_-メ)。途中で鍬が雨樋の内部に入り込み、成果を傷付けてしまった。慎重に掘削するしかない。が、疲れてしまった。また後日掘ることにしよう。
また、掘り起こした土を仮置きする場所も少ないので、これも大問題である。困った困った(-_-メ)

支柱を抜き、ツルを片付けるとき、木をゆすってムカゴ収穫>550g

 
月末には友人との一泊旅行があるので収穫は来月まで延期だ!
旅行にムカゴのから揚げを持っていったら、みんなうまいうまいと食べてくれた(^^♪
   
11月3日>収穫<グリーンカーテンのネット撤去が終わったので、いよいよ恐怖の長芋掘りだ!
植付順に掘りたいが雨樋が上へ上へと30cm間隔で重なっているので、最後の株から収穫せざるを得ない。
No1からNo8までは雨樋が下半分だけ、No9は上側にも樋を被せ紐で2ヶ所縛る。
 
No1−No2−No3−No4>4株とも成果は雨樋におとなしく鎮座していた。
No1長さ80cm(本日最長) No2長さ55cm
No3>右側の芽はNo4雨樋からはみ出したはぐれ芋(後で掘り取る)<長さ70cm+25cm
この芋は重力に逆らって元気一杯はみ出し、左側のNo2雨樋側に雪崩込んでいる。
No4−No5−No6>ここは3株が元気ありすぎて、互いに相手の陣地に雪崩込み複雑怪奇
No3同様、No5とNo6はどちらも隣の陣地に上から侵入している。
ここに見えるのはNo5とNo6であるが、掘り進むにつれNo5の下にNo4が入り込んでいた。 左No4、右No5
No5の雨樋を取り除いて撮影
No5の足がNo4の胴体に絡んでコの字だ! No4は比較的素直な成長だ!>長さ60cm
   
No5−No6>結果的にNo5の奇形はNo6の不法侵入によるものでした。
原因究明のため丁寧に掘削した(^_^)v
   
No6>最初は山砂だけで芋が見当たらない。 山砂を取り除くと短いのが出てきてがっかり
しかしよく見ると重力に逆らって逆方向に成長し、No5雨樋の成果と絡みついている。
古墳発掘よろしく丁寧にヘラで土を落としながら掘ると、なんと!、No6が逆走してNo5に上から侵入し、イナバウアーしているではありませんか(^^♪これには感激しました。

ところで、No5とNo6はどうなっているか分かりますか?どこからどこまでがNo5、あるいはNo6なのか?

嫌なことを思い出しました。ベトちゃんドクちゃんです。次、行きます。

No5>No6に進路を遮られ、No4方向に逆進している。遮られた部位は圧死して腐っている。
長さ50cm
No6>見事なイナバウアー(^_^)v
長さ60cm
No7>先端部が少し腐っていた。長さ45cm

ここは粘土質の土壌なので水はけが悪い。

大雨が降ると長芋用に掘り起こした栽培溝は、しばらくの間、貯水池状態になる。

特に西側(No9側)に溜まり易い。

No8>No9に押しつぶされて先端が完全に腐っていた。ここからNo1までは上部雨樋はなく、昨年同様の下半分のみ。雨樋をはみ出して1本脇芽が出ている。後で掘りだすことにする。
長さ40cm+15cm
No9>この畝で唯一、雨樋を上部に設置した。2ヶ所縛っていた紐の内、先端側の紐が切れていた。芋が太ったためである。ただ、芋の先端が腐っている。長さ70cm
 
1畝目収穫芋のまとめ(長さ>80cm1本、 70cm2本、60cm2本、55cm1本、50cm1本、45cm1本、40cm1本)
No1>80cm、No2>55cm,No3>70+25cm、No4>60cm,No5>50cm,No6>60cm、No7>45cm、No8>40+15cm,No9>70cm
手前からNo1 手前からNo9

 
11月4日>2畝目の収穫準備(ツル撤去)<ムカゴ採取700g>2畝合計>3600g(株数18)
 
11月6日>ムカゴ最終収穫2Kg<収穫量総計5.6Kg(株数40)
 
11月7日>2畝目収穫<ここは9株すべてに上側にも雨樋を設置した。
収穫方法>1畝目とは異なり、9株の側面に雨樋が見える深さまで溝掘り。No18から収穫
No10からNo18方向  
No18からNo10方向  
   
No10とNo11>見事に上下の雨樋に誘導されている。
No10>雨樋が短かいので先端部が脱樋している。向う側に見えるのが上部雨樋。 No11>1本の種イモから2本の芽が出て、これが2本とも素直に雨樋に進んでいる。
No12>植付時、雨樋の中にビッシリ山砂を充填したので、芋は山砂に完全に覆われている。
   
No13、No14、N015>この3株は雨樋に進入せず、横にずれた。見事なカラ振りだ(-_-;)
山砂が虚しく充満していた。 手前>No15、奥>No16
   
左からNo15、No16、No17 右からNo15、No16、No17
No16>脇芽1本が雨樋外にずれている。雨樋進入芋は雨樋いっぱいまで成長している。
 
左N017、右No18 右No17、左No18
No17>2本の芽が伸びているが、1本が逆行してNo16の雨樋を通り過ぎ、No15雨樋に突き刺さっていたため、ブチブチに千切れてしまった。この芽は雨樋に沿って3本の足が出来ていた。
なんとも無気味であった。もう1本の芽は通常通りの成長ぶりであった(奥側)
No18>ここは1本の種イモから4本の芽が出ている。内2本が雨樋に、他の2本は外れている。
雨樋の2本はつぶれて扁平状態であった。さぞかし窮屈であったろうに!!お疲れ様でした(^^♪
   
雨樋から外れた芋はNo13,14,15,16各1本とNo18が2本の計6本である。
これは大変な作業になるので、本日はこれまでとし、日を改めることとした。
 
2畝目収穫芋のまとめ(長さ >80cm3本、70cm3本 & 40cm8本)
80cm>No10、No11、No12、70cm>No16、No17、No18
雨樋から外れなければ上部に雨樋を設置した方が安定した成果が得られるようだ。
雨樋が下半分の場合は、ほとんどが樋を乗り越えた子供芋により、本体芋の成長を阻害する。

この結果を踏まえ、今後は上下雨樋方式とする。

 
11月9日>雨樋を外れた芋の収穫
これは粘土にくすがり込んでいるので無傷では掘れない。また先端がどこまでなのか分からないので手探り状態の芋掘りとなる。
左端No13からNo16 掘り起こした状態
No13 (左)とNo14>各2株あり No13>長さ40cmで粘土質に阻まれ横へ
No14>同じく40cmで行き止まり No15(左)とNo16
No15と16は共に固い粘土質に阻まれ座屈している。特にNo15は手のひら形状である。
No18>  
2畝目の雨樋外れ分収穫数
No13、No14、No18各2本、計6本
No15、No16各1本、計2本

当初No13と14は1本づつと思っていたが、2本あったので総計は8本となった。

 

 

No15以外の7本は長さ約40cmの素直な芋なので来年の種イモとして保存する。

   
11月13日>明日、3畝目を収穫するため残りの2畝の支柱撤去、ムカゴ収穫、ツル撤去

ムカゴ>300g収穫
11月6日最終収穫量を5.6kgと記録したが、追加0.3Kgで総量は5.9Kgとなった。

ツルはミカンの木の根元に置く。
目的は雑草防止

11月14日>3畝目収穫(1 0株)
No19からNo26までの7株は上下雨樋方式、No27とNo28は下半分方式、No29は雨樋なし

株列の隣に幅30cm深さ50cmの溝を掘り、そこに雨樋までの土を下し、収穫する。
 
   
雨樋傾斜角25°を目標としたが、挿入した山砂が沈み込んだのか5°〜10°位と緩くなっている。

このため、重力の影響で長手方向への成長が鈍化し、幅方向に太くなり、上部雨樋を押し上げてその隙間からはみ出している。
なんというパワー!

 


No19−No20−No21 ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒

No19(長さ70cm)>上部雨樋を縛っている紐がはち切れ、隙間から子供がはみ出している。
No20(長さ65cm) No21(長さ60cm)
No22−No23−No24 No22−No23
No22(長さ65cm) No23(長さ50cm)
No24−No25

この辺りは雨樋の傾斜が15°位はありそう。

芋は正しく筒状の雨樋に誘導されている。が、
雨樋の傾斜が小さいので芋の幅が大きくなり、上蓋が押し広げられ、その隙間から子供芋が顔を覗かせている。

No24(長さ65cm)
>山砂に囲まれてヌクヌクと生長。
甘やかしておやつ食べ放題の昨今のブクブク太りの子供たちみたいである(^_^)v ↓ ↓ ↓

No25−No26−No27 No26−No27
No25(長さ40cm)>ここまで上下雨樋方式であるが、ここだけスムースに進入していない。
種イモの配置、新芽の誘導が不適切だったかもしれないが、他の6株が見事に進入していることから他にも原因がありそうである。一つは、雨樋の傾斜角が5°程度と小さいので後株No26の重みでNo25の雨樋上部が押し潰され、新芽の進入口が小さくなったことが考えられる。
No26(長さ40cm) No27(手前)から前方を望む
No27(長さ50cm)>はみ出し株が2個 は長さ30cm。来年の種イモとする。
No28>雨樋なし長芋
No28(つなぎ合せると長さは40cm)
>雨樋なし長芋 はまさかの長芋になってしまった。掘っても掘っても底が見えず、ついつい乱暴に起こしてしまったため、ズタズタになった。

大いなる反省の末、上の写真右のようにまずはNo19株までの収穫用溝掘りから始めた。

3畝目収穫芋のまとめ
長さ(70cm1本、65cm3本 、60cm1本、50cm2本、40cm3本、30cm2本)
手前からNo19,20,21,22,23,24,25 手前からNo25,26,27,28

 
11月18日>4畝目収穫準備
収穫済みの3畝溝を埋める。
11月21日>4畝目収穫のため植付株の横を掘り起こすが粘土質で難航!本日はこれまで!
   
11月22日>収穫<この畝は1と2は種イモと半分雨樋方式であるが、後はムカゴの地植えのため芋の先端が粘土に突き刺さり、収穫は困難を極める。
丁寧にやるしかないが、嫁さんは「ポキッと折れば!」と、いとも簡単(*_*;

丹精込めて栽培したものを、そうそう易々と大地にくれてやるものかと意地でも頑張ってしまう私なのであります(^^♪
昨日、ある程度の深さまでは溝掘りしたがとてもとても追いつかない。更に掘り進め、両端辺りは収穫できるところまで顔を現したが、さすがにここで息が切れた。中央部の5株は明日にしよう。

 
11月24日>収穫完了
収穫詳細>左写真:掘り起こす前、右写真:掘り起こし後
   
No29、No30(長さ65cm)> No31以降はムカゴによる種イモ作り
No32、No33 No34、No35、No36
No37、No38 No39
4畝目収穫芋のまとめ>長さ65cm2本
ムカゴ9個で種イモ18個
長さ
>10cm1本、20cm2本、30cm7本、
35cm5本、40cm3本

収穫の総まとめ
長さ80cm4本、70cm6本、65cm5本、
60cm3本、55cm1本、50cm3本、
45cm1本、40cm15本、35cm5本、
30本9本、20cm2本、10cm1本

40cm以下の33本は来年の種イモとしてもみ殻の中で保存する。
加えて、ムカゴ10個で種イモ作り

 
 
<最終収穫を終え、長芋栽培の考察>
@ 雨樋方式が生育を素直にさせ、収穫のし易さを実現している。
A 雨樋は下半分より上下筒状方式のほうが雨樋をはみ出す子芋の発生が少ない。
B ムカゴ直播の種イモ作りは生長の多少にもよるが、粘土質に突き刺さって掘り難い。
C 山砂を雨樋の中とその周辺に挿入したが、成果の自重で流され雨樋の傾斜角が減少した。

<結論>
@ 上下雨樋方式を採用
A 種イモ作りは下半分雨樋方式を採用する。雨樋は45°程度に傾斜させ粘土質を回避する。
B 山砂増量>雨樋と種イモの間に充填する。但し、雨樋と雨樋の間は雨樋沈下防止のため粘土質土を充填する。

 

収穫物進呈先(贈呈総数>22本)  
亀井さん、石川さん、吉川さん、深津さん(特大)、齋藤さん(特大)、岩川さん(特大)、
浅野さん(特大)、畠さん、水野さん、中川さん、PC仲間>堀さん、亀井さん、中川さん、
鈴木さん2本、弟2本、子供3人に各1本、嫁さんの実家へ特大2本、歯科医ツクネタイプ1本、

2012年度おしまい   ページトップに戻る

2011年

2月5日>キャベツを収穫し、
もみ殻を散布して耕運機で耕す。
3月1日>長さ3mくらいの雨樋を
80〜100cmに切断し、
さらに12mmの穴を8個篏設
この雨樋は富貴の浅野さんからいただく。

市販のクレバーパイプは1m物で
5本4800円と高価なため雨樋で代用検討
浅野さんに相談したところ
「十分であろう」との評価で決定。

   
3月5日>栽培予定地を掘り起こしてみた。
赤土はやはり、深さ30cmであった。
3月9日>植付け1ヶ月前になったので
苦土石灰と元肥としての牛フンを
たっぷり散布し、備中鍬で耕す。
畝は盛土して高畝にしないと雨樋の傾斜が緩くなり栽培に支障が出る。そこで、不足する土を補うためJAで殺菌済野菜栽培用土「こだわり園芸の土」を8袋買う。(1050円/4袋)
   
4月15日>気温が20℃前後に上がってきた。植付け時期到来と朝から張りきる(*^_^*)
クレバーパイプ方式栽培は初体験でもあり、慎重に雨樋の設置を進めるが、難しいものである。畠に這いつくばって作業した。

基本設定>幅25cm、深さ30cmの溝を掘り、雨樋の下端を溝底に、上端を溝底から25cmの位置に配置(角度は約15°)
@ 最初の雨樋を基本設定(傾斜角15°)に配置できるよう掘り出した土を雨樋の下に手で流し込む。
A 雨樋の上に園芸の土を1袋被せ、その上に2つ目の雨樋を載せ、基本設定に配置する。
間隔は30cm(植付け間隔30cm)
以下、同様に種芋の数だけ雨樋を設置していく。

B 雨樋の上端から10cm下方に案内棒を立てる。案内棒をすべての雨樋に設置する。
C 雨樋の上に15cm盛土する。(案内棒に沿ってスケールを沈め測定する)
D 案内棒に種芋の発芽点(細い方)に当接させ、その上に5cm盛土する。
このとき種芋の発芽点が案内棒からずれないようにすること。
E たっぷり水やり

@、A

@、A、B、C

@、A、B、C

D

D

D

左畝>丹波つくね芋 10個

E たっぷり水やり

ムカゴ21個の位置に竹墨破片を設置

 
畝は3畝設定

北側>長いも8個(雨樋方式)+雨樋なし2個 、

中央>クズ長いも8個(雨樋なし)ムカゴ21個、

南側>丹波つくねイモ10個

5月9日>雨樋の長いも発芽\(^o^)/ 1株はにょっきり出ている
2株は地上に顔を出す 昨日は気温28℃を越した。今日も暑い。
ちょっと早いが、敷き藁して水やり
5月13日>10,11,12と3日間雨が続き、畑はたっぷり水を含む。
あちこちから芽が出てきたのでツルをとるためネットを張る。
5月20日長いもと零余子はどんどん発芽し、ツルがネットに届く状態となる。
しかし、丹波つくね芋はひとつも発芽しない(左端)。雨樋部分は2ヶ所が未発芽(右端)
5月25日雨樋株一つ発芽。写真撮影30日 5月30日丹波ツクネイモから2株発芽\(^o^)
5月30日雨樋株、全8株発芽\(^o^)/
6月4日雨樋長いも株順調生育(^v^) 6月5日丹波芋順調発芽<全5株(50%)
6月10日丹波つくね芋、ぞくぞく発芽  
   
6月13日>1回目追肥<化成888一握り(約50g)を株間に散布 。その後、ほぼ毎日水やり
   
6月15日>雨樋方式長いもに支柱追加 丹波つくね芋全株発芽>支柱立てとネット張り
   
7月14日2回目追肥(化成888を畝間通路に散布し、たっぷり水やり) 、畝間の草を取り
左手前側>丹波つくね芋 右手前側>雨樋設置の長いも
   
7月16日>日照り対策のため稲わらを畝通路に敷き詰める
   
7月19日>超大型台風6号が接近。一昨年、3尺ささげの支柱が倒れ株が半分枯れてしまったので、今回は事前に支柱の補強を行った。
 
7月20日>台風一過点検。辛うじて支柱は立っていたが、竹が折れて倒壊寸前であった。
畑は池状態でグチャグチャで、2,3日しないと入れない。
   
7月22日>支柱の見直し
長いも 丹波ツクネ芋
8月9日>猛烈猛暑が続く!連日水やり
ムカゴチラホラ(*^_^*)
8月末南方に台風12号発生、ゆっくりと北上。勢力を強め、9月2日高知県に上陸。
四国と南紀地方に猛烈な雨が降った。特に奈良県南部と三重県南部は2500mm以上の豪雨による河川の氾濫と山崩れで150人以上の死者行方不明者がでた。この被害は平成に入って最大の台風被害であった。9日野田新首相は直ちに被災地を視察、激甚災害の指定をにおわす。

台風進路は私がこれまで経験したことのないものであった。
2日、四国高知県上陸ー香川県から瀬戸内海を経て、
3日、岡山県再上陸、
4日、鳥取県から日本海へ抜ける。
その後も東北、北海道に大雨を降らし、野菜などに被害をもたらす。

9月2日 9月4日
 

 
台風12号のおかげで我がカラカラ畑は大雨により大いなる潤いをもらった。
暴風により支柱は何本か折れたが、7月の超大型台風6号の時よりは被害が少なかった。
 
9月18日>全般的に葉が枯れかけてきた。が、収穫はまだ先だ(昨年は11月3日芋掘り)
   
9月15日頃、南方に大小合わせて5個の台風が発生した。16号は台湾を西進予想、17号以降は熱帯性低気圧化。この中で15号が日本に接近しそうだ!

台風15号は動きと勢力において特異だった。
@ 沖縄南方で2日間グルグル停滞
A 本土に近づくとともに勢力が増強
通常、台風の勢力は障害物(大陸)により衰えるが沖縄沖では975hPaが上陸時950hPa。

   
9月20日15時>進路予想は伊勢湾台風並みであった 9月21日14時>結局、浜松市に上陸し、福島県まで縦断
   
9月23日>台風一過、なんとか持ちこたえた! 9月28日>亀井さんに自然薯を頂いたので我が山の芋の出来具合はどうかと丹波ツクネイモを1個掘り起こす>よくできている(*^_^*)
   
9月30日>丹波ツクネ芋の残り 8個収穫(種芋10個と思っていたが、1個は長いもだった。
今年は種芋すべてが順調に生育した。夏に十分水やりした結果だと思う。
亀井さんが出てきたので、自然薯のお礼に1個進呈。鈴木さんにも水のお礼に1個進呈
小粒の2個と大粒4個を来年用種芋10個分として保存する。
長いもは直進して粘土質に突っ込んでいる。無理したら粘土質のところで折損^_^;残念!
根元の部分は来年の種芋として籾殻に入れて保存。
 
10月5日>雨樋付長いもの収穫<雨降り予報の肌寒い曇り空を絶好の収穫日和と判断。
東側からタネ芋を植えたので、収穫は雨樋が上側になる西側から着手。

いきなり掘りはじめたが途端にトラブル発生!
西側端の株は雨樋未設置であったが、隣の株の雨樋の端がちょうど真下にあったため一部が雨樋に誘導されて隣の株の芋と激しく対立し、押しくら饅頭してグチャグチャだった。

これはいかん!芋の出来方と雨樋の関係を確認しながら収穫せねばだめだ!
そこで、雨樋を横から見えるように、畝に沿って溝を掘る。

小さい釜めしの釜は掘り起こされた土の中から出てきた根切虫(カナブンの幼虫)を入れる器。
   

雨樋設置状況が断面状によく分かる(^v^)
樋と樋の間に十分土を入れたつもりであったが、接触しているものがある。
また、もう少し傾斜角を大きくしたつもりだった(15〜20°)が10°以下であった。

東← パノラマ写真で見るとよく理解できる。 ⇒西

西側@&A
@>雨樋なしのつもりであったが、
若干接触したため中央の太い本体先端から小枝が雨樋を回り込んでニョキニョキ伸びた。小枝は粘土に突っ込んでいるためすべて折れた^_^;

A>株元は雨樋のほぼ中央付近なので生長した芋が隣の芋と喧嘩して、四の字固め状態

B>これは雨樋の上側へも生長し、これが雨樋の下側に回り込み、左側の芋と喧嘩している。

さらに、小枝は雨樋を回り込んで向う側に伸びている。

B>上面図 B>側面図、横から見るとグチャグチャだ^_^;
C>これは綺麗に雨樋に載っている(^v^) C>が、横向きにすると水抜き穴から小枝が突出
C>裏返すとこんな感じで肥満児の足だ! D>これも綺麗に雨樋に載っている
D>横向きにするとやはり水抜き穴の小枝あり D>地中に埋もれていた小枝発見
E>これも綺麗に雨樋に載っている E>横向きにするとやはり水抜き穴の小枝あり
F>雨樋から外れて直進^_^; F>粘土を苦労して苦労して掘り、無傷で収穫
G>雨樋の裏に大型のアリがびっしり^_^; G>雨樋の水抜き穴から2個の小枝
G>小枝の周りにアリが群がっている H>左側はIイモ
H>芋が蛇のように複雑に絡みついている H>雨樋の上側に進み、向う側に侵入
H>こんな具合に雨樋をはがい締め。
おまえ琴奨菊か!
H>裏返して再びびっくり!
今度は小さなアリがびっしり、巣穴だったか?
I>右側はH芋 I>狭い雨樋に3本の芋がすり寄って生長
   
作業終了間際、雨が土砂降りになった。カンカン照りの日なら、これだけの作業では汗でビショビショだ!しかし、今日は雨模様だったのでペットボトルのお茶も半分で済んだ(^v^)

土砂降りの雨の中、収穫物は持っていけないので、雨樋に載せて垣根の下に置き、大型ビニール袋で覆う。明日は上天気のようなので採りに来よう。
 

初めての雨樋方式栽培の問題点とその対策

1、雨樋の底部分に水はけ用の穴(Φ12)を8か所くらい開けたが、この穴に芋が入り込んだ。
対策>樹脂板を接着し、穴を埋める(水はけ対策は不要)

2、雨樋の傾斜が緩いため、芋が上下両方向に生長した。
対策>我が畑の特徴(30cm下が粘土質)から溝を深く掘れないため、傾斜は大きくできない。
そこで、今回は表土より15cm盛土したが、これを25cmに高め、傾斜角を15〜20°確保する

3、雨樋は半円形状のため、生長したイモが乗り越えてしまう。
対策>市販のクレバーパイプはC形断面のため、乗り越えることがないと考える。そこで、
(1)雨樋をワイヤーで縛ってC形状に変形させる。
(2)雨樋を二つ合せ、筒状にして紐で縛る。以上2つの対策を実施してみる。

4、生長が案内棒から外れた。
今回、案内棒は支柱の切れっ端を使い、寸法もΦ10〜20mmとまちまちであった。
寸法の細い案内棒が不安定であったので、全て20mmにする。
また今回、木切れを使ったが、木切れは真直性に欠けるので円筒度の高いものにする。

 
10月6日>予報通りの快晴となった。気温も夏日の27℃。しかし、これを最後に明日からは涼しくなり、寒い冬がドンドン迫ってくる予想だ!

昨日、畑の片隅に置いた長いもを自宅に移動。改めて写真を撮り、全長測定する。
右から順に西@〜Iまで。但し、Aは昨日、鈴木さんに進呈した。

   
B>長さ70cm C>長さ40cm
D>長さ55cm E>長さ75cm
F>長さ40cm G>長さ40cm
H>長さ85cm I>長さ65cm

   
平均長さ61cm、最長85cm、最短40cm 但し、Gは雨樋から外れているため対象外。

このあと、零余子20個分の種芋収穫が残っている。

翌日7日試験的に掘って見たが、粘土質に突き刺さっているもの、粘土質を避けて迂回しているものなど、根は傍若無人である。
結局、ブチブチに折れ、まともに掘れない。

そこで、雨樋栽培芋と同様、まずは株に沿って深さ50cmほどの溝を掘ることにした。

午後1時から始めて終わったのが5時過ぎていた。暑さの中、4時間の作業は地獄だ!
掘り進むうちに、この溝が自分の墓穴のように見えてきた^_^;

秋の日暮は早い。家についた頃には夕闇が迫っていた。さあ!シャワーとビールだ\(^o^)/

 
10月8日>雨樋をもらった浅野さんに栽培結果の報告かたがた収穫物を1個持って出かけた。
喫茶店コメダで今回の反省点をいくつか報告。いろいろアドバイスをもらった。
今年の雨樋は水はけ用の穴を開けてしまったので、来年用に新しい雨樋をいただいた。
これを車庫で80〜90cmに切る。これに穴の開いている雨樋を被せ、筒状にして縛り、芋の根が横にはみ出さないようにすると言うのが、私の作戦である。来年が待ち遠しい(^v^)
 
10月10日>体育の日にふさわしくお天気は青空いっぱいの快晴であった。

今日は三大学生駅伝の「出雲駅伝」がスタートを切った。後は、「伊勢駅伝」と正月の「箱根駅伝」である。昨年、早稲田は三冠王となった。連覇を目指して最後まで頑張ったが、栄冠は東洋大であった。かなわぬ夢となった連覇であるが、後の競技に全力で向って欲しい。

さて、夏日と言う暑い日であったが、収穫準備したまま放置している野菜がある。長芋である。
のんびりと20株を掘り起こすことにした。所要時間>3時間強(9時から12時ちょっと)

はじめ おわり
 
収穫物>37個<植えたのは20株であったが、1株に2個の収穫株あり。
内、6本は未熟株のため廃棄。     25株を来年の雨樋栽培用に確保
10月10日>午後3時過ぎからツル網に巻き付いたツルを撤去。
これが大変な作業であった。エンドウのツルは弱いので簡単に引きちぎることができるが、長芋のツルは非常に強く、素手では容易に切れない。ハサミを使って所どころ切断しながらの作業のため、終わる頃には夕暮れ時となっていた。

来年は網の設置を止め、支柱の組み合わせだけでツル管理できるよう、良い方法を考えなければならない。

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2010年

年とると殊更、健康に気を付けるようになった。野菜づくりにも大いに影響している。
血気盛んな頃は、周囲の制止もお構いなしに、やたら目ったら走り回り、脂ぎってギラギラしていた。
歳とともに、血気もギラギラも色あせ、何をやってもネバリが減ってきた。これではいけない!!
そこで今年は、箸でつかめるネバネバとろろ芋を栽培し、ギラギラ観の復活を期することにした。

しかしながら、我が畑は30cm下が粘土質で、人参すらもすらりとしない。
従って、長芋類は駄目である。そこで、久しぶりにサカタのタネの世話になる。
我が畑に打ってつけの種類があった。それが、丹波のツクネイモだ(*^_^*)

すなわち、この芋は種族としては、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ヤマトイモ群という、ちゃきちゃきの山芋なのである(@_@;)

種イモを送ってきた箱にはチラシが一枚入っている。 いわく、「丹波原産の高級素材として知られる京野菜です。 すりおろすと箸でつかめるほど粘りが強く、栄養価の高い品種です」

これは期待できます\(^o^)/ 少しは皆さんにも御裾分けしたいものです。

種イモは2月18日ネットで注文
1Kg 2,700円と高額だったが、いったい何個なのか検討が付かなかった。
3月20日>小さな箱が宅配便で届く。サカタのタネからだ(^u^)
7個入っていた。植付けまでまだ1ヶ月ほどあるので、階段下の薄暗い場所に安置。
3月は雨が多く(9日)、特に月末ころは23,24,25と3日連続だ!
畑はいつまでもグチャグチャで耕すこともできず、往生していた。

 
4月6日>植付けは4月中旬を計画していたが、
4月に入り、気温も上がり、桜前線はハイスピードで北上してきた。
そろそろ植付けてもよさそうだ(^u^)そこで、種イモを切断した。
種イモに同封されていた栽培マニュアルによれば約70gの大きさに切るとある。
秤で計量>1個 約150gなので二つ割でよさそう。
しかし、大きめのものが2個あったので3分割し、全16個作成。
風通しの良いところに保管。
天気が良ければ、明日植付けしたいので、夕方畑づくりする。
醗酵鶏糞15Kgと化成肥料8-8-8一握り/m2を1mx4mの予定地に散布し、備中鍬で深めに耕す。 今日は熱く、汗びっしょりとなった。


付属の栽培マニュアルでは株間30cmであったが、畑に余裕があるので、
畝幅1mとし、50cm間隔に2条植えでジャスト16個植付け出来る(*^_^*)

あーした天気になーーあーーれ!

4月9日>種イモ16個植付け<ようやく補助金事業の実績報告書を完成させた。一安心できたところで早朝、畑に出かける。 今週は今日を逃すと、11日12日(土曜日曜)が春まつりのため植付け出来ない。 種イモは3日間乾燥させたので、切り口は十分すぎるほど乾いている。 雨は日曜日の夕方以降という予想だ。そこで、植付け後、芋と芋の間にたっぷり水をやる。
4月14日>昨年栽培したイチョウイモのムカゴを思い出し、ヤマノイモの中間に植えた。

5月6日(約1ヶ月経過)>最近は毎日発芽を点検しているが、
ヤマノイモは芽が出ない。なが芋のムカゴは2株芽が出てきた。

 

   
5月28日(約2ヶ月経過)>ムカゴは10株すべて芽が出てきたが、ヤマノイモは1株だけだ

初の栽培のため、これが異常かどうか解らないのが歯がゆい。ただ、今年は天候は異常であった。

特に、4月は東海地方でも雪が降るほどであった。
4月9日植付後の平均気温は最高17.9℃、最低9.6℃。晴れ10日、曇り7日、雨5日
5月は少しは気温は上昇した(最高24.2℃、最低14.3℃)が、 晴れ12日、曇り6日、雨7日と肌寒さを感じる日が続いている。

収穫(11月頃)はまだ相当先であるが、それにしても心配である。

   
6月1日>昨夜、栽培マニュアルを見ていたら、「山芋は乾燥に弱い」とある

25日から1週間好天気が続き、畑はカラカラだ! そこで、慌てて株元に藁を敷き、水やりした。

このワラは今は亡きモモの寝ダコ防止用マットとしてお母さんが作ってくれたものです。
しかし、モモの面影が残っており、なかなか使うことができず、3年近くも大事に仕舞っておいたものです。
今日、ようやくキュウリとつくね芋の乾燥防止用床として活用しました。モモよ!しっかり日照をガードしてくれ!

種イモ7個を切って16個作り、よく乾燥させて植えたが、発芽したのは一つだけ。
切り方が悪かったのか?乾燥させたのがいけなかったのか?よく解らない?
6月6日(植付け後2ヶ月超えた)>掘り起こして種イモがどうなっているか確認。
5個の腐った種を発見したが、残りの10個は完全に消滅していた。
2700円がパーーーーです(−−〆)
ムカゴを蒔いたなが芋は順調に生育している。そこで、支柱を補強した。

6月30日>ムカゴのツルが伸びてきた。
丹波イモらしきツルが2本伸びてきた。
7月3日>支柱を増強

 

 

7月31日>猛暑にもめげず、
ツルは伸びる(^o^)/

10月27日>今日はとても寒い(この秋最低気温記録8.5℃)
何気なく葉をみると虫が避寒している。

葉が枯れてきた。そろそろ掘り時期だ!

11月3日>いも掘り<ムカゴ10個は順調に実をつけた(^◇^)
しかし、40cm下から粘土質なので、収穫作業は困難を極めた。長いものは約50cmある。
せっかく上手に掘り出しても、細い先端部に強固に付着した粘土を取り除くとき「ポキッ」と折れてしまう。

ムカゴ10個で成果は20個だった。
結果の大きいものは実の部分を食べ、上部は来年Cブロックで栽培する予定。

 
サカタのタネで買った「丹波つくねイモ」7個で2700円はこんな具合に終わった。

左下の2個はあまりに小さい。使えるのは5個。
これは食べずに乾燥させた後、もみ殻で越冬させ来年4月に再挑戦する。

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2009年

4月23日>20日、深津さんの畑を見学した折、つくね芋を2個いただく。
このヘタの部分を切り落とし、さらに奥さんからもらった種イモ1個と合わせて、3個植えた(手前の畝)
場所はAブロックのゴボーが芽の出てこない畝を崩し、化成と油粕を混合して土を作る。

5月18日>植付け後約3週間経過
左端、奥さん種は芽が出てきたが、
深津さんの2株は死んだように静かだ(*_*)
5月22日>植付け後1カ月経過
奥さん種は元気だが、
深津種は依然死んだ振り?

5月27日> 深津さんからもらった2株は掘り起こして点検。
下の方2cmくらいが真っ黒で腐っている様子。 持ち帰り、
包丁で切ってみたら真っ白の芋肌が出て、問題なし。
半日、乾燥させて改めて植付ける。

奥さん種はドンドン伸びるので
支柱を立てる。

翌日28日は午前中雨降り、夜中かなりの雨だったので、再植付けとしては最良であった(^O^)

6月27日>奥さん種はつるがドンドン伸びて、エンドウの支柱を追加した。が、深津さんからもらったのは依然として眠ったまま(~_~ ;) 持ち帰り、切ってみたが、下のほうはOK。上部(芽が出てくるほう)は1cmくらいの長さが腐っていた。 これを除去して、陰干しし、しばらくして再び植付けてみよう。

9月5日>ツルがドンドン伸びる

9月29日>ムカゴ(実)が沢山なっている。 もう少し、色づいたら食べられる
(茹でたり、唐揚げにしたり、茶碗蒸しにする)
放置すると落ちて、そこから芽が出て、始末が悪いという。

10月31日>葉が黄色くなってきた
そろそろ収穫時期か(^u^)

11月27日>収穫<先端を切ってしまった。
残念!

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おばあちゃんの傑作

1999年11月、薫君(23歳)とイモ掘り体験

畑の様子

おばあちゃんの思い出おしまい

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私の好きな食べ方

とろろご飯

@ 準備物>自然薯、だし昆布、削りぶし
 
A とろろ作り B だし作り(昆布20分、削りぶし15分)
 

昆布かつお節だし煮

 
@ 材料>とろろ用に作った”昆布カツオ節出汁の残り(上写真)、白醤油20cc、
長いも2cm角50個、ニンニク4粒スライス、だし取り後の昆布、とうがらし6個
   
煮込み中

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